音楽教室のオンラインレッスンについて−6Let's Study!

オンラインの問題点−2:良質な音を求める−1


 頑張る *手間と費用をかけてもレッスンするんだ!コース

このコースでは多少の手間と費用をかけてもできれば良質な音質でレッスンすることを考えてみます。

可能な方法で、且つ必要なことを先に書きますと
講師・受講者双方がオーディオインターフェースまたは同等の機能を持つ機材を使用することです
その場合、用意するものはオーディオインターフェースや同等機材だけではなく
シールドや、生楽器にはマイク及びマイクスタンド等も必要になります。

そしてここ、重要なポイントだと思うのですが
良質なオンラインレッスンをする場合、必要な機材の負担は誰がするのか、ということです。
あくまでも私の考えですが・・こういったレッスンをやろう!と思うのであれば
それは講師側、つまりレッスンを開催する側が負担するべきだと思うのです。
受講者への貸与ですね。
貸与であってもそれは相当な負担になります。

そこでこの「良質な音質でのレッスン」を詳しく記述する気持ちになれなかったのですが
一応、私としてはそういう感覚で捉えていることをお伝えし、続けます。

オーディオインターフェースは現在、スマホ対応の商品も出ていますので
デバイスの選択には困りません。
但し、対応できるキャパのあるスペックは必要です。

また後述しますが、オーディオインターフェース機能が備わったUSBマイクもあります。
ですが、選択肢が少なく価格がやや高めです。
また、果たしてそれでカバーできるかどうか実際に試していないのでわかりません。
今回の使用対象は生ピアノで、他にも使い途の多いマイクでもありますのでご紹介はしておきます。

エレクトーンからのライン入力後の方法は幾つかありますが
Net Duettoの使用は比較的簡単な設定で済みます。
インターフェース付属のソフトを使う場合は
受講者が難しければ講師が設定することも必要だと考えます。

それでは「オンラインで音をできるだけ良質に再現する為の構図」を考えてみましょう。

演奏時の音質→集音時の性能→送信時の速度とキャパ→再現時の性能

このあとはこの流れに沿って1つずつ考えていきたいと思います。

<演奏時の音質>
これは・・
STAGEAにしても生ピアノや電子ピアノにしても楽器の問題ですから
演奏が下手、とかそういうのは関係ありませんので
殆どの方がクリアされるかと思います。
エクスプレッション踏みまくり・・などはこの際、除外します。

<集音時の性能>
受講者側ではここが一番問題になる部分です。
ライン接続ができる楽器はこの部分をかなりクリアすることができますので
先にライン接続できない生ピアノの場合を考えてみます。

*マイク
*集音の位置
*演奏する部屋の環境


ざっとこの3点で致命的な音質になるかどうかが決まるかと。
3つのうちどれか1つが優れていると言うより
3つが平均的に整うことがポイントです。

一般的にオンラインで使用するマイクはPCに内蔵されているマイクか
別売りのPC用のマイクだと思います。
WindowsPCに内蔵されているマイクは、主にチャットやweb会議を目的にしており
音楽の集音専門ではありません。
そこでこのマイクを楽器用マイクまたは、DTMで使用するUSBマイクに変えてみます。

 MXL990 USBコンデンサーマイク

MXL990 USBコンデンサーマイク
PCにダイレクト接続するだけのオーディオインターフェースの要らないUSBマイクです。
DTM制作の際、自宅以外で録音したいとか
アコーステイックギターや簡単なボーカルなどの録音に使用するもので
いわゆるチャットなどに使う机上のUSBマイクとは目的が違います

音質的には・・う〜んって感じだそうですが(私が実際録音したわけではない)
何と言ってもこれ1本でオーディオインターフェースの役割もしてくれますので
機能的には嬉しいマイクです。

マイクには、一般的にダイナミック型とコンデンサー型があります。
ダイナミック型は電源も必要ないので、初心者には扱いやすいのですが
コンデンサー型の方が幅広い周波数を拾うことができます

今回ダイナミック型のボーカルマイクでSTAGEAのテストをしたところ・・・イマイチでした
かなり高級マイクだったんですが、やはりボーカルマイクでは難しいのかも
と言うことで、楽器用(特にピアノ)のマイクをお勧めします。

価格は5,000円程度〜数万円までと幅広ですが、カラオケで使えるならまだしも
ピアノを録る為にわざわざ購入される方はよっぽどの人かと。
そこを無視して貼っておきます。

 JTS-TX9 コンデンサーマイク

JTS-TX9 コンデンサーマイク
 SM57-LCE ダイナミックマイク

SHURE SM57 ダイナミックマイク

また新しいi-PhoneはWindowsPC内蔵マイクより遥かに良質だと感じましたので
生ピアノの場合はPCやマイクに拘らず、録る方法を考えてみるのも有りです。

集音する位置は楽器によって異なりますが、我々素人に生ピアノはかなり難しいです。
アップライトの場合はやはり定番の「上部蓋開け」スタイル
マイクをその中に少し入れると録りやすいかと思います。

グランドの場合は演奏者の頭の後ろ辺り
大屋根をほんの少し開けた隙間辺りが狙い目でしょうか
いずれも低音には苦労されると思いますので、ミキサーや内部ミキサーを使用し
損傷の無い程度の低音(100Hz辺りから)をカットするのも1つの方法です。

マイクで集音した音は、ミキサーやオーディオインターフェース経由でPCに送ります。
シールドが無いマイクの場合は
キャノン(3ピン)と標準フォンプラグのケーブルを使うものが殆どですので
マイクケーブル

CLASSIC PRO マイクケーブル

オーディオインターフェースのMIC INに繋ぐか
ミキサー経由でアンプやオーディオインターフェースに接続します。
また、USBマイクの場合はダイレクトにPCにUSB接続します。

さて、では音を拾うのが難しいエレクトーンの場合はどうするか・・
エレクトーンはAux out(LR)から標準プラグまたはピンプラグでライン出力します。

 BEHRINGER USB-ライン入力オーディオインターフェース

BEHRINGER LINE2 USB オーディオインターフェース

BEHRINGER LINE2 USB オーディオインターフェース/amazon(7.31入荷分)

手軽さでいけば断然、このタイプの変換ケーブルです。
音質調整するには内臓ミキサーが必要になりますが
デジタル変換された時点で通信に使う程度になら多少は改善・・して欲しい(希望か)
※追記・・現在、メーカー自体在庫が無い状態で、販売店でも入荷が数ヶ月先になっています。
     (販売終了ですのでなかなか手に入りにくくなっているようです)


と、言うことで見つけました。
「Line」の他に「Guitar」「Mic」もありますので間違えないよう、購入する際は「Line」を選んで下さい。
 ALESIS USBオーディオインターフェース Line Link

ALESIS USB オーディオインターフェース LineLink
ALESIS USB オーディオインターフェース LineLink/amazon
2020.05.19/テストを実施しました。オンラインレッスンに使用する分には何の問題もありませんでした。
2020.05.26/使用方法をアップしました。

 MOTU M2オーディオインターフェース

MOTU M2 オーディオインターフェース
私イチオシのMOTU製品です。
安い製品を使って歪みが増すことは多々有りますので
音質を保ちたいなら・・ということでご紹介しておきます。

 YAMAHA 配信用ミキサー

YAMAHA 配信用ミキサー/オーディオインターフェース
このYAMAHAのミキサーは人気のようですね、
一見ゴチャゴチャしてて難しそうですが、扱いは難しくないとのことです。
STAGEAからのラインと会話用マイク出力を一緒にPCに送ることができるため
PCの中での振り分けをする必要がありません。

 Native Instruments KOMPLETE Audio2

Native Instruments/KOMPLETE AUDIO2
Native Instrumentsの、価格的にギリギリこのくらいなら・・と思う製品です。

機材は他にも便利なものが多くあります。
マイクに接続するUSB変換プラグや、i-Pad・i-Phone専用のオーディオインターフェースなど
個々の環境に必要なものは、有るか無いかわからなくても検索して探してみましょう
目からウロコの機材があれば、接続解決の道が拓けます。

探しやすいサウンドハウス (質問にも非常に親切丁寧ですので何でも聞きましょう)

またSTAGEAのMIC/LINE INにマイクを接続
STAGEAのライン出力(Aux Out)から模範演奏と一緒に送ることで
(マイクスタンドは必要ですが)
レッスン時の怒鳴り声、いや、優しいアドバイスもSTAGEAに座ったままできます。

※注意・・STAGEAのMIC/LINE INにマイクを接続した場合、本体のリバーブ(全体にかかるリバーブ)がかかります
     そぉこぉわぁ〜〜〜〜もぉっとぉ〜〜つぅよぉくぅ〜〜
     みたいになりますので、喋る時は切った方がいいかと・・
     またはレッスン時用に本体リバーブを最小にしたレジストをメモリーしておきましょう。

ELS-02C マイク設定

上の図の②にマイクを接続
③の切り替えスイッチをMICにします。
マイクはGAINを上げないと音量が出ませんので、①のVolumeツマミで適当な音量にします。
ケーブルの挿入や離脱時には下げておく方がいいです。
学校の体育館でマイク担当の先生が鳴らしたりする
キーーーーーーン
というあのムカつくハウリングを避けるためです。

優しいアドバイス用のマイクは何でも・・ってことはないですが
まぁフツーに安物のおしゃべり用マイク
声は美しくしなくても地声で大丈夫ですので。

また同様に、STAGEAと生ピアノが同じ部屋にある場合は
マイク録りしたピアノの音を、STAGEAのAux InからPCに送る方法もあります。

あとは演奏する部屋の環境ですが
部屋の環境によって音は拡散したり壁に跳ね返ったりします
床が絨毯か木材か畳か、音を吸収する素材が多い部屋と物が置いていない固い床の部屋では
音は大きく異なりますので、集音にも大きく差が出てきます。

音を送信するために、わざわざ部屋の素材を変えるなどできませんので
現状では、送られてくる音質で対応することになります。
ただ、音質はこの地点の作業がうまくいくことでかなり改善されるはずです。

次は送信時の速度について


*study topに戻る

*このサイト内で使用される STAGEA・ELECTONE・エレクトーン は、ヤマハ株式会社の商標登録です*

music-team YAMATO

music-team YAMATO